整形外科・リハビリテーション科・リウマチ科・骨粗鬆症外来

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DISEASE DETAILS 疾患一覧

肩の痛み

動揺肩(ルーズショルダー)

肩の痛み、易疲労感、肩こりが生じやすくなる疾患です。

肩が抜けそうになる感じを自覚することもあります。反復性肩関節脱臼との鑑別が重要となります。

若年の女性に多く、左右差はあるものの通常は両側性に症状が出ます。

不安定性、動揺性が高度になると随意性前方脱臼、随意性後方脱臼など自分の意志で肩関節を脱臼させられるようになってしまうこともあります。

ルーズショルダーは肩関節が緩くなり、上腕骨が下に下がる疾患です

動揺肩(ルーズショルダー)の原因

生来の肩関節の緩さ、すなわち関節包や関節包靱帯のゆるみが主な原因とされています。

腱板筋群の機能不全や肩甲骨の下方回旋も原因となります。

転倒、スポーツでのけが、交通事故などの外傷は動揺肩を増悪させる原因となります。

全身の関節が緩くなる基礎疾患が背景にあることがあります。

動揺肩(ルーズショルダー)の検査

理学所見、レントゲンなどの画像検査をもとに診断します。

肩の不安定性を評価する以下の5つの項目のうち、3項目以上が陽性であれば不安定性ありと判断しています(黒田の基準に準ずる)

①関節の内旋・外旋位の不安定性
②後方の不安定性:骨頭にストレスを加えたとき、骨頭が関節窩を乗り越える場合を陽性とする。
③前方の不安定性:厚い三角筋の後部の線維を通して触れるため、判断が難しい。
④ゼロポジション時の肩関節の回旋の可動域の増加:非外傷性不安定症の場合、平均で93.1°となり、同年齢層の肩回旋可動域の72.7°よりも増大すると報告されています。
⑤挙上位のX線像で上腕骨の骨頭のスリッピング:これも不安定性の一因となります。

随意性前方脱臼位のレントゲン像

動揺肩(ルーズショルダー)の治療

動揺肩の治療は、主に保存治療が中心となります。

まずは疼痛の改善のために鎮痛薬、外用剤を使用します。

リハビリが中心的な治療となり、肩甲骨の可動性の再獲得、肩甲骨の下方回旋を改善させるための肩甲胸郭関節のバランス運動訓練、腱板機能の改善訓練が中心となります。

どうしてもリハビリや投薬で改善しない痛み、日常生活動作制限(ADL障害)があったり仕事に支障を期待している場合は手術を検討します。

手術は関節包という関節を包む袋を縮める縫縮術、関節唇損傷を伴う場合は鏡視下バンカート手術などが適応となります。関節包縫縮術は術後一年での症状再発が多く報告されており、適応は慎重に検討せねばなりません。

参考文献)

・黒田重史. MB Med Reha No.157:127-131,2013.

・超実践 肩の外来診療. メジカルビュー社

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