診療時間	月	火	水	木	金	土	日	祝
9:00～12:30	●	●	●	●	●	13:00 まで	×	×
14:45～18:15	●	●	×	●	●	×	×	×

DISEASE DETAILS 疾患一覧

こどもの整形外科

成長痛（Growing pain）

成長痛とは

成長痛は、子どもが経験する一時的な体の痛みや不快感で、主に夜間、脚に生じることが多いとされます。成長期に起こりやすく、特に3歳～12歳の間によく見られます。

成長痛の原因

正確な原因はわかっていませんが、以下の2つが考えられています。

・筋肉の疲労: 日中の活動による筋肉の使い過ぎ
・骨の成長速度: 骨の成長が筋肉や腱の伸びを上回り、緊張が生じる

成長痛の症状

痛みは主に脚の筋肉に発生し、特に膝の下の前面や太もも、ふくらはぎに感じられます。
夜間に多く、活発に遊んだ後や就寝時に痛みが増す傾向があります。
痛みは「ズキズキする」「引っ張られるような感じ」などと表現されることが多く、不快感から強い痛みまでさまざまです。成長痛は数時間持続することがありますが、翌朝には通常、症状が消えています。

上記の症状を何度も繰り返すことがあり、心配になったご両親が連れてくることが多いです。

成長痛の検査

成長痛以外の疾患を除外するためにレントゲン検査を考慮します。成長痛に特異的な画像所見はありません。

成長痛の治療

成長痛に対する特定の治療法はありませんが、痛みを和らげるために非ステロイド性抗炎症薬（NSAIDs）や湿布を使用する。軽いマッサージやストレッチを行ったりします。成長痛を予防する確実な方法はありませんが、定期的な運動と適切なストレッチが筋肉の柔軟性を高め、痛みを軽減するのに役立つ可能性があると考えられています。「お母さんが子供の足をさするとよくなる」という報告を行った文献も存在します。

成長痛についてもっと詳しく知りたい方はこちらのブログをご覧ください

参考文献）

・How to Make Growing Pains Less Painful.

整形外科・リハビリテーション科・リウマチ科・骨粗鬆症外来