整形外科・リハビリテーション科・リウマチ科・骨粗鬆症外来

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DISEASE DETAILS 疾患一覧

スポーツによる障害

Sever病(シーバー病)

Sever病(シーバー病)とは

踵の骨の骨端核(成長軟骨の中心)に変化が生じる疾患で、歩行時に踵の骨に痛みを感じます。一般的に予後良好で、骨の成長が終われば自然治癒します。

Sever病(シーバー病)の原因

活発な運動やスポーツを行うお子さんに多いことが知られており、運動負荷が骨端核に対して何らかの影響を与えていることが示唆されています。10歳前後の男児に多くみられますが、女児にも起こります。

Sever病(シーバー病)の症状

歩行時、運動時の踵への疼痛を感じます。症状が強いと歩けなくなったり、スポーツが継続できなくなったりします。

Sever病(シーバー病)の検査

シーバー病は、症状や発症しやすい年齢や性別などを基に診断されます。スポーツ歴、どのようなときに痛みを感じるかを聴取し、骨端核の圧痛をみます。

レントゲンでは骨端核が白くかたくなり(硬化)、ぺちゃんこにつぶれたり(扁平化)、細かい破片に別れたり(分節化)します。このような変形は必ずしも症状と一致しない場合もあり解釈には注意が必要です。また骨嚢腫、疲労骨折など、別のかかとの痛みの原因を除外するのに役に立ちます。血液検査では、一般に異常はみられません。アキレス腱付着部症、足底腱膜炎など、踵の骨の近傍に痛みを生じるほかの疾患と見分けることも重要です。

Sever病(シーバー病)の治療

疼痛が強い場合は競技活動、スポーツを休止し、安静を取ります。期間は個人差がありますが2週間〜1ヶ月程度の安静を目処とします。ただしSever病は後遺症を残しにくいことから安静を取らず、競技を部分的に制限するだけに留めることも多いです。また下腿三頭筋(腓腹筋、ヒラメ筋)のストレッチも非常に重要で、あしの筋肉に十分な柔軟性がないと再発を起こしやすくなります。

先生から一言

Sever病はあまり知られていない疾患ですが、スポーツ(特に野球やサッカー)を活発に行う小学校4年〜6年生のお子様によく見られます。なかなか診断がつかず、原因のわからない足の痛みとして放置されていることも多いです。

安静だけではなく、リハビリ(理学療法)によってあしの筋肉の柔軟性を獲得することが痛みのコントロール、再発予防のために重要です。当院ではスポーツ指導経験の豊富な理学療法士が複数在籍しており、お子様の成長に合わせたオーダーメイドのリハビリをご提供できます。

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