けが（外傷）について

整形外科クリニックである当院では、仕事、スポーツ、日常生活でおこった様々なけが（Injury）の治療ができます。このけがは診てもらえるんだろうか、と迷ったらまずはお電話ください。

当院で治療可能なけが

当院での治療ができないけが

・意識障害を伴う頭部外傷　→　速やかに救急搬送を依頼してください

・高エネルギー外傷（多発肋骨骨折、骨盤骨折など）→　速やかに救急搬送を依頼してください

・指の切断　→　大病院の救急外来を受診してください

・眼球のけが　→　眼科を受診してください

・歯が折れた、歯が欠けた　→　歯科・口腔外科を受診してください

けが（外傷）の検査

① X線検査（レントゲン）：骨折、脱臼などの可能性が否定できないときはレントゲン検査が必要です。また捻挫だと思っても剥離骨折などが隠れていることもあるので、適宜レントゲンを確認します。

② 超音波検査（エコー）：靭帯損傷、腱板断裂、肉離れなどレントゲンでは原因をとらえきれないときは超音波検査を検討します。

③ 血液検査：動物咬傷（犬や猫にかまれた）、創部の感染が疑われる場合は血液検査を検討します。

けが（外傷）の治療

けがに応じた治療を選択します。

• ギプスや装具による固定
• 骨折部の整復（非観血的骨折整復術）
• 脱臼の整復（非観血的脱臼整復）
• 肘内障の整復
• 傷の縫合、処置
• 鎮痛薬や抗生物質などの処方
• リハビリテーション

レントゲンを撮らずに「骨折はありません」って本当？？

整形外科の外来をしていてよくあるのは、「レントゲン評価を行わずに骨折はありませんといわれていた→なかなか痛みがひかない→やっぱり骨折をしていた」というケースです。ベテランの整形外科医ですら、レントゲンなしに骨折がないと断言することは困難です。不顕性骨折（オカルト骨折）といって、レントゲンにうつらない骨折もあるほどなので、骨折がないことの証明（悪魔の証明）はとても難しいのです。骨折を放置して後々困ることもありますので、おかしいなと思ったら面倒がらずに医療機関を受診しましょう。