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当院の治療技術
— 手術経験に裏づけられた「痛みに配慮した正確な処置」 —
院長は整形外科手術や創閉鎖、神経ブロックの実地経験に基づき、解剖学と超音波(エコー)ガイドを活用して、狙った部位へ負担の少ない注射・処置を心がけています。
※当院は外来中心の治療を行い、手術が必要な際は連携医療機関へご紹介します。
当院の強み(3つのポイント)
- 解剖学×ブロック注射で“的確に効く”
手術経験で培った立体的な解剖の理解を、ブロック注射に生かします。無駄打ちを減らし、必要最小量で効果を狙います。 - 痛みに配慮した手技
針径・刺入角度・局所麻酔の拡散を調整し、痛み・内出血のリスクを最小化します。 - 治療+再発予防まで併走
注射後の運動療法・生活指導までワンストップ。「痛みを抑えるだけでその場しのぎにしない改善」を目指します。
創部処置(きずの縫合)|痛みに配慮し傷あとをきれいに
- 整形外科医による丁寧な縫合
- 縫合が必要な傷は、局所麻酔で痛みを抑え、組織のずれを整えながら丁寧に縫合します。
- 整形外科の手術経験で培った創閉鎖の手技を活かし、傷が目立ちにくくなることを目指します
- “縫わない”選択肢も
- 縫わずに治せる傷は無理に縫いません。縫合が怖い方も遠慮なくご相談ください。
- 正しいケアのご案内
- 傷あとを残しにくくするための日常生活の注意点(洗浄・保湿・紫外線対策など)を具体的にお伝えし、必要に応じて外用薬や内服薬を処方します。
- 重症例は速やかに連携
- 神経・血管の修復が必要な深い傷などは、基幹病院へ迅速にご紹介します。
ブロック注射
症状・原因に合わせて適切なブロックを選択します
主なブロック
- トリガーポイントブロック:腰痛、頚部痛、鵞足炎 など
- 関節内ブロック:膝、肩 など
- 腱鞘内注射:ばね指、ドケルバン病、その他腱鞘炎
- 末梢神経ブロック:手根管症候群、肘部管症候群 など
代表的な神経ブロック例
- 大後頭神経ブロック
- 肩甲上神経ブロック
- 腋窩神経ブロック
- 腕神経叢ブロック
- 上内側/下内側膝神経ブロック
※保険適用・所要時間は症状により異なります。まずは診察で適応を判定します。
脱臼の整復
- 肩・指などの脱臼を局所麻酔/ブロック麻酔を併用して整復。
- 重要:合併骨折の見落とし防止(整骨院ではレントゲン不可)。隠れ骨折を見逃すと易脱臼・疼痛・可動域制限などの後遺症につながるため、整形外科での画像評価を推奨します。
肘内障(ちゅうないしょう)の整復
- 5歳頃までは腕を引っ張るなどで肘が“抜ける”ことがあり(引っ張らなくても起こり得ます)。
- 多くは麻酔なしで整復可能。「急に腕・手を使わなくなった」場合は、早めにご来院ください。
ハイドロリリース(自費診療、要予約)
硬く癒着した組織(筋膜=Fascia 等)に生理食塩水+少量局所麻酔を注入して滑走性を回復する技術。肩こり、五十肩、肩関節周囲炎、腰痛、膝痛などで有効例があります。
方法
- エコーで**白く厚い高エコーの“重積”**を確認
- ピンポイント注入で癒着を剥離し、動きと痛みの改善を目指します
原因
- 外傷
- オーバーユース(職業・スポーツ)
- 不良姿勢
- 加齢 など
症状
- 痛み
- 可動域制限
- しびれ
- 筋力低下 など
サイレントマニピュレーション(非観血的関節受動術)
四十肩・五十肩/肩関節周囲炎/凍結肩に対する日帰り治療です。(要予約)
流れ
- **腕神経叢ブロック(エコーガイド)**で痛みをコントロール
- 無痛を確認後、仰向けで実施
- 医師が肩関節をゆっくり受動的に可動し、癒着した関節包・靱帯の拘縮を剥離・解放
当日の注意
- 保険適用/所要約90分(目安)
- 伝達麻酔が切れるまで腕は動かせません。公共交通機関またはご家族の送迎でご来院ください。
- 帰宅時は三角巾を装着。
- 再発予防の要:3か月間は積極的にリハビリ(運動療法)を継続。
物理療法:マイクロカレント(カイネタイザー)
ごく弱い電流で組織の自己修復を早めます。痛みはほぼなく、炎症による痛み・腫れ・熱感を軽減。
対象
- 肉離れ・筋挫傷
- 足関節捻挫・打撲
- 運動後の張り・熱感(連戦や大会前後のケアに)
期待できること
- 痛み・腫れの早期コントロール
- スポーツ復帰までの時間短縮をサポート
- 低刺激で直後からの可動域練習につなげやすい
注)医療保険が使用できます。ペースメーカー等をご使用中、妊娠中の方は事前にご相談ください。

技師装具士による装具作成
提携する装具技師が来院し、採寸・採型を実施。外傷、圧迫骨折、変形性関節症など症状に合った最適な装具を作成します。
- 価格:平成30年度補装具費の支給基準に準拠
- お支払い:装具代はいったん全額立替(後日、償還)
- 償還:市役所・保険担当へ書類提出後、2〜3か月で7〜9割が口座に振込(保険の負担割合による)
- 別途費用:採寸料200点、採型料700点は当院会計でお支払い