整形外科・リハビリテーション科・リウマチ科・骨粗しょう症外来・ペインクリニック

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2026.04.12 整形外科一般

長引く「膝の痛み」「肩の痛み」に! 整形外科の「漢方外来」で痛みを根本から改善

こんにちは、阪急三国駅近くの三国ゆう整形外科です。

「膝が痛くてつらいけれど、痛み止めは飲みたくない…」 「肩関節痛で腕が上がらない、夜眠れない…」 「雨が降る前や、冷房にあたると関節痛が強くなる…」

このような長引く膝の痛みや肩の痛み、足腰のしびれにお悩みではありませんか?

当院では、一般的なお薬やヒアルロン酸注射、リハビリテーションといった西洋医学的アプローチに加えて、東洋医学の知見を活かした「漢方外来(漢方処方)」に非常に力を入れております。

特に、変形性膝関節症や五十肩(肩関節周囲炎)などで「なかなか症状が改善しない」という方や、「痛み止め(NSAIDsなど)だと胃腸の調子や腎臓への負担が心配」という方にも、漢方薬は比較的安全に使える有効な選択肢となります。

東洋医学では、痛みの悪化する条件や部位などによって、適した漢方薬が異なります。今回は、膝関節痛肩関節痛によく見られる代表的な5つの痛みのタイプと、当院の漢方外来でよく用いるお薬をご紹介します。

1. 「冷え」で膝や関節の痛みが強くなるタイプ(寒痺)

■ おすすめの漢方:当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)

寒い日や冷房で膝の痛みが悪化し、お風呂などで温めると楽になるのが特徴です。手足の冷えを伴う女性やご高齢の変形性膝関節症の方などによく見られます。体を芯から温め、血の巡りを良くして痛みを和らげます。

2. 「雨の日や湿度」で膝が重だるく痛むタイプ(湿痺)

■ おすすめの漢方:防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

悪天候や低気圧が近づいた時、または湿度が高くなると関節痛が悪化する方に向いています。特に、膝に水がたまりやすい方や、むくみを伴う膝関節痛に効果的です。体内の余分な水分を取り除き、関節の腫れや炎症を抑えます。

3. 「慢性化して動かすと痛む」下半身の痛み・しびれタイプ(頑痺)

■ おすすめの漢方:牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)

膝関節痛が長期間続いており、関節の変形を伴うようなケースです。東洋医学では、加齢による生命エネルギーの低下(腎虚)が原因の一つと考え、ここを補うことで慢性的な膝の痛みや神経痛を改善します。

【整形外科医からのワンポイント:痛みの緩和だけじゃない「牛車腎気丸」の力】

最新の研究では、痛みを和らげるだけでなく、「サルコペニア(加齢に伴う筋肉量の減少)」や「フレイル(虚弱状態)」の予防効果があることがわかってきました。 年齢とともに背中が曲がるなど姿勢のバランスが崩れると、背筋などの筋肉が疲労・萎縮し、さらに痛みが強くなる悪循環に陥ります。牛車腎気丸は筋肉の代謝を改善するアンチエイジング(抗老化)の視点からも、長期的に服用するメリットが大きいお薬です。また、手足の強い「しびれ」を和らげる効果も報告されており、幅広く神経の不調にアプローチできます。

4. クーラーの風などで悪化する「肩の痛み」タイプ

■ おすすめの漢方:桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)

上半身の痛みに優れた効果を発揮する生薬が含まれています。冷房の冷たい風に当たったり、寒い日に悪化するような、肩関節痛、首の痛み、神経痛にとてもよい適応となります。長引く五十肩などでお悩みの方にも用いられます。

5. 「血の巡りの悪さ」が原因の治りにくい肩関節痛タイプ(瘀血)

■ おすすめの漢方:桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

東洋医学でいう「血の滞り」が原因の痛みです。血流障害からくる痛みで、特に女性で生理痛や月経前症候群(PMS)などを伴う肩関節痛などに用いられます。血流を改善することで、夜中にうずくような肩の痛み、夜間痛を和らげます。

おわりに:関節痛でお悩みなら、当院の「漢方外来」へ

一口に膝関節痛肩関節痛と言っても、その原因や痛むタイミングは人それぞれです。西洋医学的なアプローチで効果が不十分な場合や、お薬の副作用が心配な場合でも、東洋医学(漢方治療)を組み合わせることで症状が大きく改善し、元気に歩けるようになるケースは当院の外来でもよくみられます。

「自分の膝の痛み肩の痛みにはどの漢方薬が合うのだろう?」 「根本的な体質改善から痛みを治したい」

阪急三国駅から徒歩1分の三国ゆう整形外科では、整形外科専門医が西洋医学と東洋医学の両面から患者様お一人おひとりの体質を見極め、オーダーメイドの治療をご提案いたします。どうぞお気軽に当院へご相談ください😊

【更新情報:2026年】

本記事は医学論文、整形外科専門医の知見に基づき、記載しています。現在、痛みやこわばりを感じている方はぜひ改めてご一読ください。

参考文献

伊藤友一. 頻用漢方薬レクチャー 自在に扱う「奥の手レシピ」- 処方の選択肢を広げる! (2) 牛車腎気丸. 薬局. 2022;73(9):2372-2373.

森本理芽子. 関節痛 [当帰四逆加呉茱萸生姜湯, 防已黄耆湯, 牛車腎気丸, 桂枝加朮附湯, 桂枝茯苓丸]. 治療. 2025;107(7):882-884.

新見正則, 冨澤英明. フローチャート整形外科漢方薬 西洋医学にプラスするだけ. 新興医学出版社; 2023.

監修:三国ゆう整形外科 院長 曽我部 祐輔(整形外科専門医)

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