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望まない骨折の予防のために!「骨粗しょう症検診」のすすめ
「身長が縮んできた」「背中が曲がってきた」「腰の痛みが続く」——こうした変化は、骨粗しょう症による“いつの間にか骨折”のサインかもしれません。骨粗しょう症は骨の密度と質が低下して骨がもろくなる病気で、放置すると骨折・転倒の危険が高まり、健康寿命を縮めるリスクがあります。逆に、早期発見と対策で将来の骨折は大きく減らせます。
日本の調査でも、要支援・要介護の主因に「転倒・骨折」が挙がります。骨折が一度起きると生活の自由度は下がりやすく、損失は誰にとっても大きい。だからこそ、骨折が起きる前に“いまの骨の強さ”を確かめることが大切です。
三国ゆう整形外科(阪急「三国」駅南口徒歩1分)では骨粗しょう症検診に必要な、骨密度検査=DXA(腰椎・大腿骨)、胸腰椎レントゲン、血液検査を院内で完結。結果は当日説明し、その場で治療方針まで決定できます(予約不要・保険適用、検査だけの相談も可)。

当日の流れ:検査から結果説明まで
- 受付・問診 現在の症状や、お薬の服用状況などを確認します。
- 骨密度検査(DXA法) ベッドに横になるだけで、腰と脚の付け根の骨を正確に測定します。(約5分・痛みはありません)
- レントゲン撮影 いつの間にか骨折(圧迫骨折)が隠れていないか確認します。
- 結果説明・方針決定 検査画像を見ながら、その場で医師が結果を説明します。骨の状態に合わせて、治療や生活改善のアドバイスを行います。
- 血液検査(必要な方のみ) 骨の状態をより詳しく調べる必要がある場合に行います。 ※血液検査の結果のみ、後日にお知らせとなります。
- 定期チェック 4〜12か月後に再検査を行い、骨が丈夫になっているかを確認していきます。
【ここがポイント】
「腰」と「脚の付け根」で測ります: 腕やかかとの簡易検査よりも診断精度が高いため、当院ではガイドライン推奨のGE社製機器(Prodigy Fuga C)で、しっかり測定する方法を採用しています。
予約不要・保険適用です:思い立ったその日に受診いただけます。

検査の頻度は?(4〜12か月ごとが目安)
骨密度の再評価は、治療内容や状態によって適切な間隔が変わります。一般には4〜12か月ごとを目安に、骨密度検査を行います。当院では、検査結果と治療計画に合わせて、無理のないフォロー間隔をご提案します。
受診を迷われている方へ
自分が骨粗しょう症なのかわからない、薬は飲みたくない、など迷われている方は、「まず検査だけでも受ける」ことをお勧めします。結果を見てから、治療が必要か、治療を始めるかどうかを一緒に考えましょう。思い立った今が、将来の骨折を避けるいちばんの近道です。
検査は予約なしで当日受診できます。受診理由が「とりあえず検査を受けた後で相談」でも大丈夫です。結果を聞いて納得したうえで、治療や生活改善を一緒に進めていきましょう😊

参考文献
骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン作成委員会(日本骨粗鬆症学会・日本骨代謝学会・骨粗鬆症財団)編(監修:折茂 肇). 『骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン 2025年版』. ライフサイエンス出版; 2025. ISBN: 978-4-89775-502-1.