整形外科・リハビリテーション科・リウマチ科・骨粗鬆症外来

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2023.03.14 ワクチン接種

帯状疱疹ワクチンの接種ができます!

当院では帯状疱疹ワクチンの接種が可能です。帯状疱疹は「80歳までに約3人に1人が発症する」といわれており、ワクチンで予防できます。

帯状疱疹ワクチンには、「不活化ワクチン」と「生ワクチン」があります。
*生ワクチン(シングリックス)は、病原体となるウイルスや細菌の毒性を弱めたものです。
*不活化ワクチン(水痘ワクチン)は、病原体となるウイルスや細菌の感染力を失活、もしくは病原体を構成する物質をもとにしたものです。

ご来院、もしくはお電話にてワクチン接種日程をご予約ください

帯状疱疹の症状は?

帯状疱疹は水痘・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる感染症です。主に体の片側に沿って痛み、かゆみ、そして特徴的な赤い発疹や水ぶくれが現れます。症状は通常、帯状に沿って出現し、名前の由来となっています。最初に、患部には軽い疼痛、痒み、時には痺れやピリピリする感覚が現れます。その後、数日以内に赤い発疹が現れ、やがて小さな液体を含んだ水疱に変わります。これらの水疱は数日でかさぶたになり、通常は2〜4週間で自然に治癒します。症状はひとによって大きく異なり、特に高齢者では痛みが強く出ることがあります

帯状疱疹は強い痛みを伴う水泡を生じる皮膚のヘルペスウイルス感染症です
帯状疱疹は強い痛みを伴う水泡を生じる皮膚のヘルペスウイルス感染症です

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帯状疱疹の発症リスクは?

最大のリスクの一つは加齢による免疫力の低下です。日本皮膚科学会が行った調査では、55歳以上の患者数が著しく増加していることが分かっています。1997年から2006年までの宮崎県での10年間の大規模疫学調査(宮崎スタディー)では、帯状疱疹は女性に多く、20歳前後と50歳以上で患者数が急増する二峰性があることもわかっています。また、帯状疱疹は10年間で23%増加し、これは主に60歳以上の発症率の顕著な増加によるものです。

加齢以外のリスク因子には。HIV/AIDSによる免疫抑制、悪性腫瘍、家族歴、身体的外傷、高齢が比較的顕著なリスク因子であり、心理的ストレス、女性、糖尿病、関節リウマチ、心血管疾患、腎疾患、SLE、炎症性腸疾患などがあります。リウマチに対して使用する免疫抑制剤、JAK阻害剤もリスクを高めます。

帯状疱疹の合併症

帯状疱疹の合併症で最も頻度が高いのは帯状疱疹後神経痛です。最近の日本での疫学調査によると、外来で抗ウイルス薬の治療を受けた患者の12.4%が90日後に、4.0%が360日後に痛みが残存していました。高齢者や、初診時の皮疹や痛みが重症の群では、痛みの残存率が上昇する傾向がありました。

他には脳髄膜炎、脊髄炎、運動神経麻痺、角膜炎、網膜炎、耳鳴り、めまい、顔面神経麻痺など多彩な合併症があります。

最近注目されている合併症として、帯状疱疹後の心筋梗塞、狭心症や脳卒中などの脳心血管系イベントの増加があります。これらのことから、高齢者や基礎疾患を持つかたには特にワクチンによる予防が重要です。

帯状疱疹、肺炎球菌はワクチンにより予防することが可能な疾患です
帯状疱疹はワクチンで予防できます!

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